北区アーチェリー協会 
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[2006.6.13] 北区アーチェリー協会中国支部便り  その3

新アーチェリー・レンジ建設のこと


 北区アーチェリー協会副理事長兼中国支部代表顧問のこの私。18mで近射している場合でないと、負けじと長距離もできるアーチェリー場(教官から「今年末には完成する」と聞いている)の建設現場を下見に行ってきましたので報告いたします。
昨年(2005年)は、中国の国体(4年に1度開催)にあたる、「第十回江蘇省運動大会」というのが、江蘇省の各都市で開催されました。アーチェリー競技は上海の北側の、南通市で行われたそうですが、ここ無錫市では、水泳競技が盛大に行われたそうです。 その水泳大会の開催されたプールのある体育公園内に、今回のアーチェリー場の建設予定地があるとのこと。たまたま、宿泊するホテルの近くであったので、散歩がてらに歩いて行ったのですが、まずその広大な敷地に驚かされました。昨年行った愛知万博の小会場くらいはありそうな敷地に、ワールドカップにも使えそうなサッカー場、観客席付きのテニスコート、飛び込み台からすべり台、子供用のアミューズメント施設までついた総合多目的プール、さらに総合トレーニング場(卓球、バトミントンに使用)や、大物歌手のコンサートができそうなアリーナ付き体育館(バレーボールやバスケットボール用)、外には、子供からお年寄りまで体力作りができるさまざまな形の健康トレーニング器具。はてはゲートボール場や宿泊設備付き巨大レストランまでと、ありとあらゆるスポーツに対応できる設備が整っていました。日本でこれだけ作れば数百億かかるだろう、大中国おそるべし。

 さて、肝心のアーチェリー場は?と広い園内をうろうろしていたのですが、隅の一角にまだ買収の済んでないような瓦礫の野原がありました。いや〜な予感はしたのですが、念のため、パンツの干してある仮設現場事務所のようなところで昼飯の準備をしていた作業員に、聞いてみました。
 「ここは、アーチェリー場になるんですか?」
 「・・・たぶんそうだと思う」
 ってなんとも頼りない答えを聞くと同時に、
 「あぁ、アーチェリーって、やっぱりマイナー」
 と中国で意気消沈した私でした。
 きっと今年末には、すっごい射場ができていると思います。・・・たぶん。
 以上、現場より 福場がお伝えしました。
パンツとアーチェリー・レンジ予定地


 
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